猫伝染性腹膜炎(FIP)は、主に2才以下の若齢猫で発症する、致死率がほぼ100%と言われてきた難病です。
原因となるコロナウイルスは多くの猫が持っており、遺伝子変異によりFIPウイルスに変異し発症するとされ、どの個体でも発症し得る病気です。FIPウイルスが発生する機序についてはいまだに解明されていない点が多く、多頭飼育環境などでは発症しやすい傾向にあります。

これまで様々な治療法が提案されても、致死率がほぼ100%という現実が変わることはありませんでした。しかし近年ではカリフォルニア大学デービス校の獣医研究チームの発表した論文によるとFIPウイルスに対して非常に有望な抗ウイルス薬があると発表されています。このウイルス薬に類似の作用(ヌクレオシド系逆転写酵素阻害)を持った薬がMUTIAN Xという製品名で中国内で流通していました。

※ある施設では、MUTIANを処方したFIP罹患猫150症例のうち、145頭が完治した報告があります。

そして現在はMUTIANと同等の効果を持った新薬であるChuanfuningが中国内で流通しております。

Chuanfuningはまだ新薬ということもあり、現状ではほとんどの動物病院は取り扱っていません。
しかし、FIPは早い経過だと発症、診断から1-2週間で亡くなってしまうケースもあり早期治療が非常に重要です。そのような状況を鑑み、希望されるご家族様には診断後早期にこの製品を提案できるよう、当院では取り扱うことに致しました。

猫のFIPについてお悩みの方がいらっしゃればまずはこちらからご相談下さい。