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猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルスにより引き起こされると言われている感染症です。非常に致死性の高い感染症で、一度発症してしまうと治療は困難でほとんどが死亡してしまうことから長年不治の病と言われてきました。

FIPは2歳以下の比較的若い猫から、8歳以上のシニア猫に発症することが多く、感染理由の一つにストレスから来る免疫力の低下が考えられておりますが詳しい原因も治療法も解明されておりません。FIPは診断から1,2週間で症状が大きく悪化する進行の早い病でありながら、多くのかかりつけの病院では診断できても治療行為には対応できないことが多い、猫にとって非常に恐ろしい病気として知られています。

FIPを引き起こす猫コロナウイルスは、一般的な猫の90%が持っていると言われておりウイルス自体は有害なものではありません。これが何らかの原因で猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)に変異することで致命的なものとなります。

有効な治療薬が長年発見されなかったFIPですが、近年ではカリフォルニア大学デービス校の獣医研究チームの発表した論文によるとFIPウイルスに対して非常に有望な抗ウイルス薬があると発表されています。このウイルス薬に類似の作用(ヌクレオシド系逆転写酵素阻害)を持った薬がMUTIAN Xという製品名で中国内で流通していました。

※ヌクレオシド系逆転写酵素阻害を活用した研究では70%以上が、早期治療を開始すれば90%以上がFIP治療に成功した報告がございます。

2021年12月に公開された日本における治療報告をまとめた論文によると、MUTIAN投与による生存率は82.2%(116/141頭)。投薬終了後の再発率 2.5%(3/116頭)と救えない命もたしかにあるものの、有効性の高さが示唆されています。MUTIANにはドライタイプとウェットタイプの2種類のタイプがあるのですが、ドライタイプでの治療成績もウェットタイプと同水準な結果でした。(参照:Therapeutic Effects of Mutian® Xraphconn on 141 Client-Owned Catswith Feline Infectious Peritonitis Predicted by Total Bilirubin Levels)

そして現在はMUTIANと同等の効果を持った新薬であるCHUAFUNINGが中国内で流通しております。CHUAFUNINGはまだ新薬ということもあり、現状ではほとんどの日本の動物病院では取り扱っていません。

しかし先にも触れたようにFIPは非常に進行が速いケースもあり、診断から1~2週間程度でなくなってしまう症例もございます。そのためFIP治療において早期発見、早期治療が非常に重要です。


猫のFIPについてお悩みの方がいらっしゃればまずはこちらからご相談下さい。

東京を中心に5拠点を展開するクロス動物医療センターグループでは、FIP治療について75件の症例がございます。(2022年11月16日時点)

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